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『リブート』に原作はある?脚本家と最終回・結末を考察

2026年1月期、TBS日曜劇場で放送がスタートした『リブート』は、初回から視聴者の度肝を抜く怒涛の展開で話題を席巻している。妻殺しの冤罪を着せられたパティシエが、悪徳刑事の顔に整形して真犯人を追うという前代未聞の設定は、多くの視聴者を釘付けにした。

放送開始直後から「この衝撃的なストーリーの原作は何?」「小説やマンガが元になっているの?」といった声がSNS上に多数あふれている。結論から言えば、『リブート』は原作のない完全オリジナル脚本のドラマだ。手がけたのは『グランメゾン東京』『TOKYO MER』『マイファミリー』など数々の日曜劇場ヒット作を生み出してきた脚本家・黒岩勉。構想に3年を費やしたという渾身の一作である。

原作がないということは、視聴者の誰もが結末を知らないということだ。この記事では、原作がないオリジナル脚本であることの詳細、黒岩勉の脚本パターンから読み解く今後の展開予想、そしてSNSで白熱する考察の傾向までを徹底的に分析する。原作のないドラマだからこそ広がる考察の余地を、存分に楽しむための一助としていただきたい。


目次

『リブート』に原作はない!黒岩勉によるオリジナル脚本のドラマ

『リブート』は、脚本家・黒岩勉が構想に3年をかけた完全オリジナル脚本の作品であり、原作となる小説・マンガ・ノンフィクション等は一切存在しない。TBS公式サイトにおいても「黒岩勉氏の完全オリジナル脚本で、構想に3年をかけた超力作」と明記されている。

黒岩勉は『謎解きはディナーのあとで』や『ストロベリーナイト』のように原作のある作品の脚色を手がける一方、『グランメゾン東京』『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』『マイファミリー』『ラストマン−全盲の捜査官−』と、近年の日曜劇場では連続してオリジナル脚本を執筆している。いずれも高視聴率を記録した作品であり、原作に頼らずゼロからドラマを構築する力量は折り紙付きだ。

今作『リブート』は、黒岩が「大きな驚きとか感動するようなものに。わかりやすさだけじゃなく(より深い物語に)チャレンジしたい」と語っている通り、従来の作品以上に複雑な構成と重層的なテーマに挑む意欲作である。主演の鈴木亮平も脚本を読んだ際に「もしかしたら二度と出会えないくらいの脚本になる」「『やる』という選択肢しかないというくらい面白かった」と絶賛しており、原作のないオリジナル作品であるからこそ実現できた自由度の高い物語設計が窺える。

項目内容
ドラマ名リブート
原作なし(完全オリジナル脚本)
脚本家黒岩勉
ジャンルエクストリームファミリーサスペンス
放送局TBS系列(日曜劇場)
放送期間2026年1月18日〜放送中
放送時間毎週日曜 よる9時〜

『リブート』の原作脚本は誰が書いている?脚本家・黒岩勉の作風を徹底分析

黒岩勉のプロフィールと経歴

黒岩勉は1973年7月19日生まれ、埼玉県出身の脚本家である。青山学院大学経営学部を卒業後、2008年にフジテレビヤングシナリオ大賞で佳作を受賞し、翌2009年の『世にも奇妙な物語』で脚本家デビューを果たした。デビュー直後から原作付きドラマの脚色で頭角を現し、2011年の『謎解きはディナーのあとで』で一躍注目を浴びた。

以降、テレビドラマにとどまらず活躍の場を広げていく。映画では『LIAR GAME』シリーズ、『キングダム』、『ゴールデンカムイ』シリーズの脚本を担当し、アニメでは『ONE PIECE FILM GOLD』『ONE PIECE FILM RED』といった大型タイトルにも参加している。

2017年には第3回ASIA RAINBOW TV AWARDS最優秀脚本賞、そして市川森一脚本賞を受賞し、名実ともに日本を代表する脚本家の一人となった。特に近年はTBS日曜劇場との相性が際立ち、『グランメゾン東京』(2019年)、『危険なビーナス』(2020年)、『TOKYO MER』(2021年)、『マイファミリー』(2022年)、『ラストマン−全盲の捜査官−』(2023年)、そして2024年にはフジテレビ系で『全領域異常解決室』を手がけるなど、ヒットメーカーとして不動の地位を築いている。

項目内容
名前黒岩勉(くろいわ つとむ)
生年月日1973年7月19日(52歳)
出身埼玉県
学歴青山学院大学経営学部卒業
デビュー作『世にも奇妙な物語』(2009年・フジテレビ)
受賞歴フジテレビヤングシナリオ大賞 佳作(2008年)、ASIA RAINBOW TV AWARDS 最優秀脚本賞(2017年)、市川森一脚本賞(2017年)
代表作『グランメゾン東京』『TOKYO MER』『マイファミリー』『ラストマン』『リブート』

黒岩勉の過去作品から見る「脚本の法則」

黒岩勉の脚本には、作品を横断して繰り返される明確なパターンがある。過去の代表作を分析すると、その「法則」が浮かび上がってくる。

まずストーリー構成において、黒岩作品の最大の特徴は「各話のラストに新たな謎や危機を突きつけるクリフハンガー手法」である。『マイファミリー』では誘拐事件を軸に、毎話の最後に予想外の事実が明かされ、視聴者を次週へと引きずり込んだ。『TOKYO MER』でも救命現場の緊迫感に加え、政治的駆け引きや人間関係の対立を各話末に仕込むことで、「次が見たくなる」構造を徹底している。序盤で一気に状況を提示し、中盤で予想を覆すターニングポイントを設け、終盤に向けてさらに加速する――この構成力が黒岩脚本の真骨頂だ。

キャラクター造形においては、「普通の人間が極限状況に放り込まれる」パターンが繰り返し描かれる。『グランメゾン東京』の木村拓哉演じるシェフは過去の失敗から再起を図り、『マイファミリー』の二宮和也演じる父親は誘拐という非日常に対峙する。善と悪の境界が曖昧なキャラクターを配置し、登場人物の全員が何らかの秘密を抱えているという構造も、黒岩作品の特徴と言える。

テーマとしては「家族の絆」「再起・再生」「正義とは何か」が繰り返し描かれる。『グランメゾン東京』は挫折からの再起、『マイファミリー』は家族を守る覚悟、『ラストマン』は正義の在り方を問うた。黒岩は「わかりやすさだけでなく深い物語にチャレンジしたい」と語っており、エンターテインメント性と社会的テーマの両立を常に意識していることがわかる。

黒岩勉の法則から『リブート』の原作なき展開を予想する

黒岩勉の過去作パターンを『リブート』に当てはめると、今後の展開についていくつかの示唆を得ることができる。あくまで筆者の分析に基づく予想であり、実際の展開を断定するものではないが、視聴の手がかりとなれば幸いだ。

第一に、「全登場人物が嘘を抱えている」と公式に謳われている本作は、『マイファミリー』と同様に「信頼していた人物が裏切る」という中盤の大きなターニングポイントが訪れる可能性が高い。『マイファミリー』では中盤に主人公の味方と思われた人物の正体が明かされ、物語が一変した。『リブート』においても、早瀬に手を貸す一香(戸田恵梨香)の真意がまだ明らかになっておらず、彼女を巡る大きなどんでん返しが中盤から終盤にかけて待ち受けていると考えられる。

第二に、黒岩作品では終盤に「主人公の覚悟が試される選択」が用意されるパターンが多い。『グランメゾン東京』では三つ星獲得の最終審査に臨む覚悟、『TOKYO MER』では組織の存続をかけた決断が描かれた。『リブート』でも、早瀬が「元の自分に戻るか、儀堂として生き続けるか」という究極の選択を迫られる展開が想定される。

第三に、黒岩はオリジナル脚本において「社会的テーマを物語の背景に織り込む」傾向がある。『リブート』では裏社会のマネーロンダリングや警察内部の腐敗が描かれており、個人の物語と社会の闇が交差する構造は終盤に向けてさらに深まっていくだろう。黒岩が「構想3年」と語った渾身の作品だけに、これまでの作品を超える複雑さと感動が用意されている可能性は十分にある。


『リブート』の原作脚本の特徴は「予測不能な”三重構造”のサスペンス」

『リブート』の脚本が従来の日曜劇場と一線を画している特徴は、大きく三つに集約される。

第一の特徴は「一人二役という前代未聞の主人公設計」だ。心優しいパティシエ・早瀬陸が、悪徳刑事・儀堂歩の顔に整形して生きるという設定は、単なるアクション劇では終わらない。外見は変わっても中身は変わらないという「アイデンティティの揺らぎ」が物語全体を貫くテーマとなっている。鈴木亮平が演じる「儀堂の身体を持った早瀬」は、刑事としての任務をこなそうとしても「メレンゲ立てたい。スポンジ焼きたい」と弱音を吐いてしまう。この「外見と内面のギャップ」こそが、黒岩脚本の新境地と言える。リブート前の早瀬を松山ケンイチが演じ、リブート後を鈴木亮平が演じるという俳優のスイッチも、脚本の構造と密接に結びついた演出だ。

第二の特徴は「情報量の多さと整理のうまさの両立」である。第1話から裏社会のフィクサー・合六(北村有起哉)、謎の公認会計士・一香(戸田恵梨香)、監察官・真北(伊藤英明)、そして冬橋(永瀬廉)ら多数のキャラクターが登場し、複数の陰謀が同時進行する。通常であれば情報過多で混乱しかねない構成だが、黒岩の脚本は各キャラクターの立場と動機を簡潔に提示し、物語の「現在地」を見失わせない。レビュー記事でも「伏線だらけなのに不思議と内容がすっと頭に入ってくる」と評されており、黒岩の構成力が最も発揮されているポイントだ。

第三の特徴は「誰も信用できないという全方位的な疑惑構造」だ。公式が「すべての登場人物が何らかの嘘を抱えている」と宣言している通り、味方も敵も一筋縄ではいかない。一香は早瀬を助けているが、その真意は不明。合六は冷徹な裏社会のボスだが、彼にも隠された過去があるようだ。さらに儀堂自身がそもそも「リブート済み」だった可能性も示唆されており、誰が本当の敵で誰が本当の味方なのか、3話時点では全くわからない。この「360度疑惑」の構造が、原作のないオリジナル脚本だからこそ実現できた考察の楽しさを生み出している。


『リブート』の原作・着想源は?脚本が生まれた背景を考察

黒岩勉は本作について、構想に3年をかけたことを公言しているが、具体的な着想の源泉については公式なインタビューでの詳細な言及は確認されていない。ただし、作品のテーマ性や設定から、いくつかの推察は可能だ。

「別人の顔に変わって生きる」という設定は、映画『フェイス/オフ』(1997年)を連想させるとの指摘がSNS上でも多く見られる。実際にレビューでも「『フェイス/オフ』をさらに壮大にして、そこに食という切り口を加えたような」という評がある。もちろん直接的な翻案ではないが、「顔を入れ替える」というモチーフに独自のヒューマンドラマを組み合わせた点に、黒岩の独創性が光る。

また、黒岩は2018年に『モンテ・クリスト伯−華麗なる復讐−』でアレクサンドル・デュマの古典を現代日本に翻案した経験がある。冤罪を着せられた男が復讐のために別人として社会に戻るというプロットは、『リブート』の骨格と共鳴する部分がある。黒岩がこのテーマに深い関心を持ち続けていたことは、過去作品の流れからも自然に読み取れる。

さらに、『マイファミリー』で家族の絆と犯罪サスペンスを融合させた経験、『ラストマン』で警察組織内の正義を描いた経験が、本作の「家族愛×冤罪×警察内部の闇」という複合的なテーマに結実していると考えられる。黒岩が3年かけて温めたということは、これまでの全キャリアで培ったテーマとテクニックを集大成的に注ぎ込んだ作品と捉えることができるだろう。

項目内容
公式発表されたモデル・着想源なし
関連しそうな作品モチーフ映画『フェイス/オフ』(顔の入れ替え)、古典『モンテ・クリスト伯』(冤罪からの復讐)
脚本家のインタビューでの言及「構想3年の渾身の一作」「わかりやすさだけでなく深い物語にチャレンジしたい」
過去作との共通テーマ冤罪と再生(『モンテ・クリスト伯』)、家族愛(『マイファミリー』)、警察組織の闇(『ラストマン』)

『リブート』は原作なし!オリジナル脚本ドラマの楽しみ方

ネタバレなしで楽しむための注目ポイント

原作がないということは、インターネットを検索しても「結末のネタバレ」が存在しないということだ。毎週日曜の夜9時に、全視聴者が同じスタート地点に立って物語を体験できる。この贅沢な環境を最大限に楽しむためのポイントを整理しておきたい。

まず注目すべきは「登場人物の細かな仕草やクセ」だ。黒岩脚本は日常的な動作に伏線を仕込む傾向が強い。SNSでも「猫舌が伏線になりそう」「息子の耳を引っ張る仕草は何かの意味があるはず」「妻・夏海の繰り返されるクセに注目」など、些細な描写から考察が広がっている。セリフだけでなく、画面の隅々まで注意を払うことで、より深くこのドラマを楽しめるだろう。

次に、「相関図の変化」に注目することをお勧めする。公式サイトの相関図は話数が進むごとに更新されており、その変化自体が物語の鍵を示唆している。第3話で相関図にいなかった人物が追加されたことがSNSで大きな話題となった。毎週の相関図の変化を追うだけでも、考察の手がかりが得られる。

黒岩勉の過去作品を先に観るべき?

同じ脚本家の過去作を先に視聴しておくことには、明確なメリットがある。黒岩の「クリフハンガー手法」や「全員が嘘をついている構造」に慣れておくと、『リブート』の各話で仕掛けられた伏線にいち早く気づくことができるからだ。

最もおすすめなのは『マイファミリー』(2022年・TBS)だ。誘拐事件をめぐるサスペンスで、「信頼していた人物の正体が明かされる衝撃」という点で『リブート』と構造が近い。次におすすめなのは『僕のヤバイ妻』(2016年・フジテレビ)で、予測不能なドラマの醍醐味を黒岩作品で初めて体験するにはうってつけの作品だ。そして『モンテ・クリスト伯−華麗なる復讐−』(2018年・フジテレビ)は、冤罪を着せられた男が別人として復讐するというテーマ的に最も近い作品であり、『リブート』のルーツを感じ取れるだろう。

似た世界観の原作ありドラマ・作品ガイド

『リブート』が好きな方には、以下の作品もおすすめだ。

作品名共通点原作の有無一言コメント
『マイファミリー』(2022年・TBS)黒岩勉脚本、家族を守るサスペンス原作なし(オリジナル)同じ脚本家の作品で最も構造が近い
『モンテ・クリスト伯−華麗なる復讐−』(2018年・フジテレビ)黒岩勉脚本、冤罪×別人としての復讐原作あり(デュマ『モンテ・クリスト伯』翻案)テーマ的なルーツを感じられる
『僕のヤバイ妻』(2016年・フジテレビ)黒岩勉脚本、予測不能などんでん返し原作なし(オリジナル)黒岩脚本の「裏切り」の醍醐味を堪能できる
『VIVANT』(2023年・TBS)日曜劇場、考察型サスペンス、二重生活原作なし(オリジナル)別人として異国で生きるスケールの大きさが共通
『アンナチュラル』(2018年・TBS)TBS制作、緻密な伏線、社会派ミステリー原作なし(オリジナル)伏線回収の見事さと社会性の融合が共通

『リブート』の原作なきドラマを支える演出家・監督

坪井敏雄(演出)

『リブート』のメイン演出を担当する坪井敏雄は、TBS系列を中心に数多くのドラマ演出を手がけてきたベテランディレクターだ。

項目内容
名前坪井敏雄(つぼい としお)
所属TBSテレビ
主な役職ディレクター・演出家

坪井の代表作は幅広い。

作品名放送年放送局ジャンル
『カルテット』2017年TBSヒューマンドラマ
『家族狩り』2014年TBSサスペンス
『この恋あたためますか』2020年TBSラブコメディ
『さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜』2024年TBSヒューマンドラマ
『ライオンの隠れ家』2024年TBSヒューマンドラマ
『リブート』2026年TBSサスペンス

坪井の演出は、俳優の表情の機微を捉える繊細なカメラワークと、緊迫した場面でのテンポの良い編集に定評がある。『カルテット』ではミステリアスな空気感を全編に漂わせ、『ライオンの隠れ家』では感情を揺さぶるヒューマンドラマを丁寧に紡いだ。『リブート』においても、鈴木亮平が「早瀬」と「儀堂」を演じ分ける微妙な表情の違いを的確に映し出しており、坪井の演出力がドラマの説得力を大きく支えている。

東仲恵吾(プロデュース)

『リブート』のプロデューサーを務める東仲恵吾は、日曜劇場枠の数々のヒット作を手がけてきた人物だ。

項目内容
名前東仲恵吾(とうなか けいご)
所属TBSテレビ
主な役職プロデューサー
作品名放送年放送局
『半沢直樹』シリーズ2013年〜TBS
『下町ロケット』シリーズ2015年〜TBS
『グランメゾン東京』2019年TBS
『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』2021年TBS
『リブート』2026年TBS

『半沢直樹』『下町ロケット』という社会現象級のヒット作を送り出してきた東仲のプロデュース力は、日曜劇場の看板そのものと言える。エンターテインメント性の高い企画を視聴者に届ける手腕に優れ、黒岩勉との組み合わせでは『グランメゾン東京』『TOKYO MER』といずれも大ヒットを記録している。『リブート』もこのゴールデンコンビが再びタッグを組んだ作品であり、制作体制の盤石さが今作の品質を支えている。


『リブート』の原作のない世界観を彩る主題歌

Mr.Children「Again」

『リブート』の主題歌を担当するのは、日本を代表するロックバンド・Mr.Childrenだ。楽曲タイトルは「Again」で、2026年1月19日にデジタル配信がスタートした。

Mr.Childrenは1992年にデビューし、桜井和寿(Vo, Gt)、田原健一(Gt)、中川敬輔(Ba)、鈴木英哉(Dr)の4人編成で活動を続けている。『innocent world』『Tomorrow never knows』『名もなき詩』『HANABI』など、時代を代表するヒット曲を数多く生み出してきたバンドだ。

「Again」は、ドラマの世界観に深く寄り添う楽曲として書き下ろされた。家族のために自らを犠牲にしながらも前に進もうとする主人公の背中を、力強く押す一曲に仕上がっている。ドラマ第1話のエンディングで流れた瞬間、SNSでは「ミスチルの曲でさらに感情が溢れた」「この曲があることでドラマの余韻が何倍にもなる」といった声が多数寄せられた。なお、この楽曲は2026年3月25日発売予定のニューアルバム『産声』にも収録される。


『リブート』は実話がベース?原作モデルはいる?

『リブート』が特定の実話や実在の事件をモデルにしているという公式発表は確認されていない。黒岩勉の完全オリジナル脚本であり、実在の人物をモデルにしたキャラクターがいるといった情報も公開されていない。

ただし、作品に描かれるテーマには現実社会との接点がいくつか存在する。裏社会のマネーロンダリングを通じた政財界への浸透、警察組織内の腐敗と監察制度の問題、そして冤罪事件の恐怖は、いずれも日本社会で実際に議論されてきたテーマだ。黒岩が「構想3年」を費やしたという事実を踏まえると、特定の事件ではなく、現代社会が抱える複合的な問題を物語の土台として組み込んでいると考えるのが自然だろう。

また、「顔を変えて別人として生きる」という設定そのものは、整形技術の進歩や国際的な犯罪組織における身元偽装の問題を想起させるが、これもあくまでフィクションの設定であり、特定の実話に基づくものではない。

項目内容
公式発表されたモデル・実話なし
脚本家の言及構想3年の完全オリジナルと明言
関連しそうな社会テーママネーロンダリング、警察内部の腐敗、冤罪問題
結論実話ベースではないオリジナル作品

『リブート』の原作がないからこそ白熱する考察まとめ

視聴者の間で飛び交う主要な考察・説

※以下、放送済みの内容に触れる記述を含みます。

原作のない『リブート』は、放送開始直後からSNS上で爆発的に考察が広がっている。第3話までの時点で視聴者の間に浮上している主要な説を、傾向として整理する。

最も支持を集めているのが「夏海リブート説(一香=夏海説)」だ。早瀬の妻・夏海(山口紗弥加)は「殺された」とされているが、実は死んでおらず、顔を変えて公認会計士・一香(戸田恵梨香)として生きているのではないか、という説である。一香が早瀬に対して見せる不自然なほどの協力的な姿勢、夏海の元同僚であるという接点、そして家族に対する感情的な反応から、回を重ねるごとに有力視されている。

次に大きな注目を集めているのが「儀堂生存説・複数リブート説」だ。第1話で殺されたとされる儀堂歩だが、冒頭で描かれた6ヶ月前のシーンに登場する儀堂と、早瀬の前で殺された儀堂に「別人ではないか」という違和感を指摘する声が多い。「本物の儀堂はまだ生きている」「そもそも儀堂自体が誰かからリブートした存在だった」という説が展開され、第3話では実際に儀堂の生存が示唆される展開となった。さらに「リブートした人物は早瀬と儀堂だけではなく、他にも複数いるのでは」という「大量リブート説」も浮上しており、冒頭の崩れたケーキを修復するシーンが「カットケーキの数だけリブートした人がいる」という暗喩ではないかとする考察もある。

そして「合六の真の目的説」も注目に値する。表向きは冷徹な裏社会のフィクサーである合六(北村有起哉)だが、その行動にはどこか一貫しない部分があり、「合六にも隠された正義がある」「合六自身が過去にリブートした経験者なのでは」といった説が飛び交っている。

概要根拠となるポイント支持の多さ
夏海リブート説(一香=夏海)夏海は死んでおらず、一香として生きている一香の過剰な協力姿勢、夏海との接点、家族への感情的反応非常に多い
儀堂生存説・複数リブート説本物の儀堂は生きている、リブートは複数人行われている冒頭と殺害シーンの儀堂の違和感、大量の儀堂マスク、第3話の生存示唆非常に多い
合六の裏の顔説合六にも隠された真の目的がある行動の不一貫性、早瀬への対応の微妙な変化多い
一香の妹・綾香が鍵を握る説病院にいる綾香の存在が物語の核心に関わる第2話での突然の登場、一香の行動原理との関係やや多い

脚本家の過去作パターンから考える有力な展開

黒岩勉の過去作パターンを当てはめると、「夏海リブート説」は最も黒岩らしい展開と言える。黒岩は『僕のヤバイ妻』で「妻の正体」という核心を中盤まで引っ張り、視聴者の予想を裏切る形で真実を明かした。同様に『マイファミリー』でも、味方と思われた人物の正体が作品全体のターニングポイントとなった。「最も近い味方こそが最大の秘密を持つ」という黒岩の定番パターンからすれば、一香の正体に関する大きな真実が中盤から終盤にかけて明かされる可能性は極めて高い。ただし、黒岩は「予想を裏切る」ことに長けた脚本家でもある。視聴者が最も有力視している説をそのまま採用するのではなく、さらにその先にひねりを加えてくるのが黒岩流だ。筆者の予想としては、「夏海リブート説は半分正解で、その先にもう一段の驚き」が用意されているのではないかと考える。

視聴者の評価 ― 原作のない脚本への反応

レビューサイトや SNSでの脚本評価の傾向を分析すると、全体としては高評価が優勢だ。

映画レビューサイト・eiga.comでは4.6/5.0(放送中時点)という非常に高い評価を記録している。視聴率面でも初回13.3%(世帯・関東地区)を記録し、2026年1月期ドラマのリアルタイム・見逃し視聴ともに1位を独走。TVer・TBS FREEでの見逃し配信は初回で478万回超再生を記録し、全局ドラマ歴代1位となった。

観点傾向
好評なポイント鈴木亮平の一人二役の演技力、怒涛の展開とスピード感、伏線の精密さ、「情報量が多いのに混乱しない」脚本構成力
賛否が分かれる点展開が速すぎてキャラクターの感情に寄り添う時間が少ない、設定の非現実性(整形で完全に別人になれるのか等)、永瀬廉演じる冬橋の暴力シーンの説得力
視聴率・評価初回世帯13.3%、第2話11.7%、第3話10.3%(いずれも2026年冬ドラマ1位)。見逃し配信478万回超で全局歴代1位。eiga.comで4.6/5.0

『リブート』の原作情報まとめ ― 原作がないからこそ面白い

『リブート』は原作のない、黒岩勉による完全オリジナル脚本のドラマである。構想3年という歳月が注ぎ込まれた本作は、妻殺しの冤罪を着せられたパティシエが悪徳刑事の顔に整形して真犯人を追うという、日曜劇場史上類を見ない設定で視聴者を魅了している。

黒岩勉の過去作パターンから読み解くと、本作でも「各話末のクリフハンガー」「信頼していた人物の裏切り」「終盤での主人公の究極の選択」といった手法が踏襲されており、物語は中盤から終盤にかけてさらなる加速が見込まれる。特に一香(戸田恵梨香)の真意と、「リブートされた人物は他にもいるのか」という謎が、今後の最大の焦点となるだろう。

SNS上では「夏海リブート説」「儀堂生存説」「複数リブート説」など多彩な考察が飛び交い、原作がないからこそ全視聴者がフラットな状態で推理を楽しめる環境が生まれている。初回の見逃し配信が全局ドラマ歴代1位の478万回超を記録した事実は、このドラマが「リアルタイムで参加したい」と思わせる力を持っていることの証だ。

原作がないということは、ネタバレのしようがないということだ。毎週日曜の夜9時、全員が同じスタート地点に立てる。これこそがオリジナル脚本ドラマの最大の魅力であり、『リブート』はその魅力を最大限に引き出している作品と言える。

考察が好きな方は、登場人物の些細な仕草やセリフの裏に隠された伏線に注目してほしい。黒岩脚本は細部にこそ答えを忍ばせる。脚本家・黒岩勉のファンの方は、過去作品との共通点と相違点に着目すると、本作の「新境地」がより鮮明に見えてくるはずだ。そしてこれからこのドラマを観始める方も、3話分を一気に追いかければ十分に追いつける。原作がないからこそ、今からでも遅くない。日曜の夜、全力で考察に参加できる贅沢を、ぜひ味わってほしい。

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